ほたリウム

ほたリウムは1年間を通してホタルが鑑賞できる世界初の劇場型の施設です。
ほたリウム内には本物のほたるが約1万匹生息している大型水槽(L2m×W2m×H3m)があり、ホタルが産卵する陸地と幼虫が生活する水場が再現されています。
ほたリウムは、年間を通してヘイケボタルを羽化させる飼育技術を確立し、その飼育技術と飼育用装置は、2018年6月15日に特許を取得いたしました。
【特許第6351660号】
- 場所
- ワニ館横
- 営業時間
- 11:00~16:00
/夏季プール営業期間中 11:30 ~17:00
- 料金
- 400円
- 所要時間
- 約15分
- 定員
- 18名(入替制)
※ホタルの発育状況や健康管理の為、営業を休止する場合があります。あらかじめご了承ください。

資料ダウンロードはこちらから
ホタルについて
ヘイケボタル
- [大きさ]オス:約10mm メス:約12mm
[食べ物]幼虫:淡水の巻貝(サカマキガイ、モノアラガイ、タニシなど)
成虫:ほとんど水しか飲みません。
[生息地]日本・中国東部・シベリヤ東部
ホタルの一生
野生のヘイケボタルは1年で成虫になりますが、ほたリウムでは4~6ヶ月で成虫になります。
卵
幼虫
さなぎ
成虫
野生でのヘイケボタルの一生
- 卵
- 7月上旬に産卵します。産卵数や孵化日数はほたリウムの場合と同じです。
- 幼虫
- 7月下旬~10月下旬には大きく成長し、11月~翌年5月中旬までは越冬期です。
- さなぎ
- 5月下旬~6月上旬に上陸し、土の中数cmのところでさなぎになります。
- 成虫
- 6月下旬~7月下旬に成虫になります。約10日の命です。
ほたリウムでのヘイケボタルの一生
- 卵
- メスが一度に産む数は50~100個程です。
卵は約20日前後で孵化します。
- 幼虫
- ◎幼虫は1令~5令まであります。脱皮をするたびに大きくなります。
◎幼虫は早い個体で約2週間で5令まで大きく成長します。
- さなぎ
- 約20~30日で羽化します。ちなみに土の中でもよく光ります。
- 成虫
- 約10日の命です。
交尾産卵したメスは、1~3日位で死んでしまいます。
ホタルの飼育
「ホタル飼育用装置特許出願中」
- ①卵の管理
- 1匹のメスが産む卵の数は50~100個で卵の大きさは直径0.6mmです。約20日で孵化します。野生ではコケなどに産みますが、当園ではスポンジ・ガーゼ・水ゴケを使用し、卵の乾燥に注意してます。
- ②幼虫の飼い方
- 当園はタニシ、サカマキガイ、レッドラムズホーンを繁殖し、それをホタルの幼虫の餌にして与えています。毎日、餌を与えますが、水換えはほとんどしません。それは、水換えをする際に幼虫が流れる可能性があるからです。 ただし、水が白く濁ったり、臭いがする場合は、水換えが必要となります。
- ③さなぎの飼い方
- 土はケト土を使用しています。さなぎは、20~30日で羽化します。
- ④成虫の飼い方
- 水槽内は、約65%の湿度で飼育しています。成虫はほとんど水しか飲みません。成虫の寿命は約10日しか生きられません。
ホタルQ&A
- Q1ホタルの種類は何種類?
- A.世界では、約2,000種類。日本では約40種類のホタルが生息しています。
- Q2卵、幼虫、さなぎ、成虫が光る種類は何種類なの?
- A.ゲンジボタル、ヘイケボタル、クメジマボタルの3種類です。
- Q3ヘイケボタルはどのくらい卵を産むの?
- A.50~100個産みます。
- Q4ほたリウムではなぜ昼間に光るの?
- A.ホタルにとって昼と夜を逆転しているからです。それを昼夜逆転といいます。
- Q5ほたリウムではなぜ一年中ホタルが見られるの?
- A.それは、一年中ほたるが好きな季節を作っているからです。
- Q6ヘイケボタルのオス、メスの違い
- A.◎オス(1.0mm)、メス(1.2mm)でメスの方が一回り大きいです。写真はこちら
◎オスは強く光り(発光が二本線)、メスはオスよりも光が弱い(発光が一本線)です。
- Q7光り方の違い
- A.卵~さなぎまでは敵から身を守るために警告として光ります。成虫はコミュニケーションとして光ります。
- Q8幼虫は餌をどのくらい食べるの?
- A.当園では約1万匹の幼虫を飼育しています。タニシ、サカマキガイ、レッドラムズホーンなどの巻貝を繁殖したものを一日約300グラム与えています。